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【owners】タイムカプセルを残しませんか?今どきの作り方を徹底解説!



タイムカプセルは、過去=今から未来へメッセージを届けるロマンに満ち溢れたプロジェクトです。


しかし、従来の「土中に埋める方法」だけでなく、環境の変化や技術の進歩により「今どき」の新しいタイムカプセルの作り方が注目されています。


本記事では、タイムカプセルの従来の作り方から、現代ならではのアイデアまで、詳しく解説します。



従来の土中に埋めるタイムカプセルの作り方

まずは古典的なタイムカプセルの作り方をおさらいしましょう。土中に埋める方法には、長期保存を実現するための注意点があります。


以下では、適した素材や避けた方が良い素材について解説します。



土中に埋めるのに適している素材

タイムカプセルの保存性を左右するのが「容器の素材」です。埋める場所の湿度や温度変化に耐えられる素材を選ぶ必要があります。


  • ステンレススチール

    防錆性に優れ、強度も高いため、長期間保存に適しています。耐久性が高いため、湿気の多い土中でも劣化しにくいのが魅力です


  • 強化プラスチック(ポリカーボネートなど)

    軽量で耐衝撃性があり、コストも抑えられる素材です。特に防水性の高いものを選ぶと良いでしょう


  • ガラス

    見た目が美しく密封性も高いですが、割れやすい点に注意が必要です。厚みのある頑丈な容器を選ぶことで安全性を確保できます


避けた方がいい素材

反対に、以下の素材は長期保存には向いていません。劣化や腐食のリスクが高いため注意しましょう。


  • 鉄(非ステンレス)

    錆びやすく、湿気の多い環境では数年でボロボロになります


  • 木材

    ナチュラルな素材で魅力的に見えますが、湿気や虫食いによる劣化が避けられません


  • 普通のプラスチック

    特に薄いプラスチックは割れやすく、経年劣化で脆くなる場合があります


  • 紙や布

    内部に入れるものの梱包材として使うのは避けた方が良いです。虫や湿気に弱く、内容物を傷める可能性があります



埋める場合のタイムカプセル作成テクニック

タイムカプセルを埋める場合、どれだけ内容物を守れるかが成功の鍵です。以下のテクニックを活用して、中身を安全に未来へ届けましょう。


● 容器を二重にする

1つの容器だけでは水や土の侵入を完全に防ぐのが難しい場合があります。そのため、耐久性の高い容器の中にさらに小さな密封容器を入れ、二重構造にすることで安全性を高めます。


● 容器を完全な密封状態にする

容器の蓋には防水性を高めるためにシリコンシーラント等を使用しましょう。シリコンを蓋の隙間に塗ることで、湿気や水の侵入を防ぎます。また、蓋が確実に閉まる構造のものを選ぶことも重要です。


● 中身をジップロック等へ入れる

内容物が直接容器に触れることを避けるため、ジップロックなどの密封袋を使用します。特に写真や紙類は湿気に弱いため、この一手間が大切です。


● 乾燥材も入れる

湿気を防ぐためにシリカゲル等の乾燥剤を容器内に入れましょう。乾燥材が効果を発揮する期間を考慮し、複数入れておくのがおすすめです。


● 深く埋める

地表近くでは雨水や動物による影響を受けやすいので、少なくとも50cm以上、可能であれば1mほどの深さに埋めましょう。また、埋めた場所を忘れないために地図を描くか、GPSで位置を記録しておくと安心です。




現代でタイムカプセルを埋めるのは非現実的

環境問題や土地の所有権の観点から、タイムカプセルを埋める方法は現代では難しい場合があります。

特に公共の土地に埋める場合は許可が必要で、個人所有地でも移転や開発で失われるリスクがあります。気候変動の影響で土壌条件が変わり、容器が傷む可能性も考慮すべきです。



今どきのタイムカプセルはこれ!

物理的に埋めることが難しい現代では、デジタル技術を活用した「タイムカプセル」がオススメです。以下の方法で、未来に思い出を託すのも面白いと思います!


  • クラウドストレージの活用

    Google DriveやDropboxなどのクラウドサービスを使い、写真や動画を保存します。公開設定を未来の日付に設定することで、自分や家族に驚きを演出できます


  • 未来への手紙アプリ

    「FutureMe」などのサービスを活用すれば、未来の自分や友人へのメッセージをデジタル形式で残せます。タイマー設定で指定日に自動送信される仕組みです


  • タイムカプセル郵便サービス

    手紙や小物を専門業者に預け、未来の日付に配送してもらう方法もあります。記念日や節目に向けて、自分や大切な人へ贈るのに最適です


現代には色々なサービス、手段があります。

上記以外にも、単純に自分のスマートフォンで、"動画" を残しておくという方法もあります。



「残す」ことの歴史

後世に何かを「残す」ということにおいて、歴史を簡単におさらいしてみます。


ヒト属の始祖といわれるアウストラロピテクス属がうまれたのが200万年前。ここでは扱える「音」も限られており、眼の前のやり取りが限界だったと予想されます。つまり、後世に何かを残すことは難しかったでしょう。


ここからおそらく歌がうまれ、絵がうまれ...

さらに時間がたって "文字" が生み出されたのは、今から約5,000年前と言われています。(ちなみに、日本に文字が伝わったのは2,000年前)


アニメ『チ。 ―地球の運動について― 』でもそのようなシーンがあって、僕は印象に残っています。数百年前の人が書いた文字を今読むことによって、その人をそこに感じられる。この時代に閉じ込められている自分が、文字を読んでいる瞬間だけは、この時代から抜け出せる。そんなのは「奇蹟」だ、と。


さらにそこから、300-400年ほどの月日が経ち、1800年代、次に "写真" が生み出されました。はじめはモノクロ、そしてその数十年後にはカラー写真も発明されています。浸透したのはもう少し後ですが、あまり時間が経たずに、技術は進歩しているんですね。


商業として民間にも浸透するようになってからというもの、絵の技術がない人でも、今の情景をそのままリアルに残すことができるようになりました。歴史上の人物でも、2025年を生きている皆さんであれば、祖父母/両親が若いころはこんな顔をしてたんだ!というようなことを、写真を通して感じることができます。


そして、1970年代後半から1980年代にかけて本格的に進んだのが、個人が撮影できるビデオテープの普及、つまり "動画" です。当時は高価なもので、もちろんモノクロで画質も今ほど良くありません。本当の意味で、個人に動画が浸透したのは、2010年以降、スマートフォンが浸透し、その中の技術も良くなり始めたここ5-10年ではないでしょうか。


「文字」「写真」にはそれぞれの良さがありますが、「動画」に残すことができる、その場の空気感だったり、その人の声/表情/感情は、他の手段に比べて圧倒的なものがあります。


ついでに言うと、個人的には、今後は "360度映像" が簡単に撮影できるようになり、そしてなによりも重要なのが、簡単に視聴できるようになった時、「残す」歴史はさらに先に歩を進めると思っています。


あんなに大きなヘッドマウントをつける必要がある時代では、浸透はまだ起きないかなと予想しています。



動画で残すタイムカプセル事例集

まとめると、"動画" は思い出を鮮明に残し、未来へ届ける手段として、非常に効果的です!一例ではありますが、以下のようなシーンで、あなたや、身の回りの方のオリジナルで特別なタイムカプセルを作ると面白いと思います。僕がお手伝いしてきた動画も、いくつか載せます。


● 家族の節目を記録する

  • 子供の成長記録を、誕生日に撮影してみる

  • 家族旅行や特別なイベントをハイライト映像としてまとめてみる



● 大切な人へ、未来へのメッセージを残す

  • 子供が成長した際に見返せるよう、親からの想い/メッセージを残す

  • 老後に、自分の子供達、自分の生きた証を残す




● 自分への宣言、自分へ未来へのメッセージを残す

  • 直近の目標、やりたいこと、成し遂げたいことを動画に残す

  • 今感じている熱量を、この瞬間に動画に残す

  • 1年後、5年後、10年後~ の自分への励ましの言葉を記録する



まとめ

タイムカプセルは、今という当たり前に過ぎ去る時間を、特別なものにし、未来へメッセージを残す素晴らしい手段です。


従来の土中に埋める方法から、デジタル技術を活用した現代的な方法まで、選択肢は多様。なにより大切なのは、「今この瞬間には価値がある!」ということを心から感じること!


時には家族や友人と協力しながら、あなたにとって特別なタイムカプセルを作ってみてください!


KAIDOH’S FILM

2025.02.12

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フィルム制作における 3つのプラン

"LONG" PLAN

¥100,000~

撮影時間:6~8時間(移動時間込)

撮影場所:3箇所(30分~1時間目安/場所)

仕上がり動画尺:20~30分目安

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撮影時間:3時間(移動時間込)

撮影場所:2箇所(30分~1時間目安/場所)

仕上がり動画尺:10~20分目安

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撮影時間:1時間

撮影場所:1箇所(30分~1時間目安/場所)

仕上がり動画尺:5~10分目安

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